編集部/編集ディレクター 編集部/編集ディレクター

“蹄の音”に魅せられて。
この感動を言葉で伝えたい

編集部
編集ディレクター(栗東在勤)
2007年入社(中途採用)

弁護士事務所でのアシスタントを経て、ネットドリーマーズに入社。入社時からnetkeibaの取材担当として、業界関係者やジョッキーへの取材を数多く経験する。ジョッキーの貴重な生の声を届ける連載企画や、競馬のドラマ性にスポットライトを当てたコンテンツなど、様々な人気コーナーを生み出してきた。

初めて観戦したレースに心が震えるほど感動。
競馬のことが頭から離れず、転職を決意しました

私の原体験は大学生のときでした。競馬好きの友人に誘われて初めて競馬場に行ったんです。それまで競馬に対してあまり良いイメージは持っていなかったのですが…実際にレースを観戦したら、すべてが変わりました。最後のコーナーを曲がってゴールに向かってくる馬の迫力にただひたすら圧倒されて。中でも一番グッと来たのは馬の蹄の音ですね。身体中にドドドドドンッと響いて、理屈じゃない感動に心が震えたのを覚えています。そこから一気にハマって、馬のかっこよさや、命がけでレースに打ち込むジョッキーの姿を見るうちにどんどん競馬にのめり込んでいきました。

大学では法学を学んでいたこともあり、卒業後は弁護士事務所に就職してアシスタントをしていました。でも、ずっと競馬のことが頭の片隅に残っていたんです。3年働いてもその思いは消えるどころかますます強くなり、競馬関係の仕事に転職しようと決めました。そんな時、日常的に使っていたnetkeibaの中で求人募集をしているのを発見したんです。ウェブ関係の仕事は未経験でしたが、何の迷いもなく応募し、面接では競馬に対する想いを語り尽くし、内定をいただくことができました。

netkeiba編集部の取材班として、
現場の声や熱い想いをユーザーに届けています

入社以来ずっと、netkeiba編集部で主にインタビュー記事やタイアップ記事、連載企画などの取材を担当しています。取材交渉や日程調整、ライター・カメラマンの手配、現場のディレクション、原稿校正、公開作業など記事制作に関わる一連の作業を行うほか、自ら企画を立案することもあります。

印象に残っている仕事は数え切れないほどありますが、ひとつ挙げるとすればトップジョッキーの連載を4年近く続けたことでしょうか。直近で行われたレースについて、嬉しかったことや失敗したことなどを事細かに回想する企画。ジョッキーの方が「自分の立場から競馬の面白さを伝えるんだ」という使命感を持ってくださっていて、そういう熱い気持ちを持った方と一緒に仕事ができたのは大きな財産です。

真剣勝負の世界に携われることの貴重さ。緊張感が大きいぶん、達成感も格別です

競馬は1回のレースで何千万何億という大きなお金が動く世界。ファンの期待を背負って勝負に挑む方々の真剣さは並並ならぬものがありますし、現場の緊張感も凄まじいものがあります。その中で私たちメディアは、関係者の協力あって初めて成り立つ仕事なので、礼儀やマナー、相手に対する感謝の気持ちを常に忘れないことが大切です。例えば、レース前に縁起の悪い言葉を発言するのもご法度ですし、常に相手の立場を思いやる気持ちを忘れてはいけません。決して簡単なことではありませんが、人としても大切なことを学べていると感じます。

こうした中で、取材させていただいた方が「今日は話せて良かった」と満足してくださったり、記事の反響に喜んでくださったりすると、頑張って良かったと非常にうれしい気持ちになります。また、ネットであるが故に反響の大きさは閲覧数などの数字で明らかになるし、ユーザーの声もダイレクトに届きます。そこが怖さでもあると同時に、モチベーションにもつながるので良い側面でもあると思います。

「やらされている感」がない会社。
「やりたい」という熱意を尊重してくれます

よく「好きなことを仕事にするのは良くない」と言われますが、うちの社員を見ていると「そんなことはないなぁ」と思います。みんな楽しそうだし、幸せそうに仕事をしていますよ。自分も含めてですが(笑)。

あと、これは社長の方針でもありますが、「やってみたいと思ったことをやらせてあげよう」という風潮があると思います。私もそうでしたが、素人から入っても「これをやりたい」という想いがあればいろんなことにチャレンジさせてもらえる。そのぶん責任も大きいけれど、「やらされている感」がないのは意外と珍しいことなんじゃないかなって思います。みんなそれぞれ、自分の部署で自分がやりたいことを取り入れていると思いますよ。

競馬ファンを増やすことは私たちのミッション。
レースの臨場感を一人でも多くの人に味わってもらいたい

日本最大の競馬ポータルサイトとして、競馬ファンを増やすことはひとつの大きな使命だと思っています。競馬はギャンブルのイメージがまだ根強くありますが、スポーツとしての醍醐味もあれば、感動的なドラマもあります。私たちは中立的な立場のメディアだからこそ、競馬の魅力を様々な側面から伝え、業界のイメージアップを図ることができるのではないでしょうか。私は競馬場の臨場感にやられた人間なので、競馬にあまり興味のない層や若い人たちが競馬場に足を運ぶきっかけを作ることもやっていきたいですね。

競馬が好きでこの会社に入り、社員も競馬好きが多くて、取材に協力してくださるジョッキーや関係者の方々も、ユーザーの皆様もみんな競馬が好き。この好きなものに囲まれる幸せがずっと続くといいなって思っています。

※所属、職名等は、インタビュー当時のものです。